JavaScriptを有効にしてください

Proxmox上のVMでソフトウェアルーティングする時の注意

 ·  ☕ 1 分で読めます

あらすじ

Proxmox上のVMにVyOSなどをインストールしてルーティングをおこなう場合、Proxmox側の設定で幾つか注意するべき点があるのでまとめた。

Multicast Snooping

PCIパススルーなどでNICを渡しておりvmbrを使っていない場合はスキップ。

Proxmox側でcat /sys/devices/virtual/net/vmbr1/bridge/multicast_snooping で1が出てくる場合、Multicast snoopingが有効になっており、RA関連などのパケットがドロップされてしまうことがある。

echo 0 > /sys/devices/virtual/net/vmbr1/bridge/multicast_snooping を行うことで解決する。

Multiqueue

Over 1Gでない場合、iperfしてCPUに十分に余裕がある場合はスキップ。

VirtIO NICを利用しており、1Gbpsを超えるような通信をおこなう場合、Proxmoxのデフォルト設定ではキューが一つしかないためCPU負荷が1コアに偏りパフォーマンスが出ないことがある。
ProxmoxのVMのハードウェア設定にて、該当のNICを開きadvanced optionsからMultiqueueに任意の値(4とか)を入力して適用すると解決される。

参考

https://qiita.com/nvsofts/items/8429e0915db12a73a4ae

共有

hayabusa2yk
著者
hayabusa2yk
Dev/Admin of servers